恐怖の大部分は未知のものに
対して湧き起こるということ
について、解説していきます。
(人間心理、人間関係)
恐怖の大部分は、未知のものに
対して湧き起こります。
どういうことかと言いますと、
人間も動物ですから、
身の危険を守る本能を持って
いるために、未知のものに
恐怖を抱くということで
あります。
動物は、知らないものに
手を出した途端に、
天敵にパクッと食べられてしまう
危険を常に感じています。
また、人類におきましても、
何万年にも及ぶ狩猟時代の経験から、
未知のもの、知らないものには、
多くの危険が潜んでいることを
学んできました。
そして、その学びを、
遺伝子と本能として、今の人類にも
引き継いできたのです。
したがいまして、人間は、
本能的に、未知のものに不安を感じ、
恐怖するようになっていると
いうことであります。
不安や恐怖は、危険察知のツールであり、
警告システムでありましたから、
悪いものではないし、存在する意義が
あったものです。
そしてまた、不安や恐怖は、
無理に感じないようにしようとしても、
ただの抑圧になってしまいます。
不安や恐怖の感情は、
本能にしっかりと根付いているもの
ですので、そう簡単にはなくすことは
できないし、無理に押さえ込める
ものでもないのです。
したがいまして、
「恐れるな!」「怖がるな!」
なんて言われましても、
震えは止まらないのです。
しかしながら、未知のものに
対する恐怖につきましては、
シンプルな方法で軽減することが
できます。
それは、すなわち、未知を既知にする
というシンプルな手法であります。
もし、人生から恐怖を減らしたいなら、
未知を既知にすべく、あらゆるリスクや
トラブルに対して知識を得ておく事が
大事ということであります。
どういうことかと言いますと、
未知が恐怖なのであるなら、
既知にしてしまえという
非常に率直な方法なのであります。
未知だから不安や恐怖が
生まれるのですから、
色々と情報を集めて、
既知にしてしまえば、
不安や恐怖はなくなるのです。
ちなみに、知識の多い人、
よく勉強している人は、
そうではない人よりも、
未知に対する恐怖は少ないです。
知識人は、恐怖など感じずに、
どっしりしている人が多いです。
それはなぜかと言いますと、
未知を既知にしてしまって
いるからです。
この手法を、ぜひ、
活用していただきたいと
思います。
人生から未知の恐怖を減らしたい
のなら、たくさん勉強してください。
また、周囲の人に恐怖を与えたく
ないなら、自分がどんな人間なのか
深く知ってもらうが大切です。
自分をさらけ出すのは良い事です。
なぜなら、未知の人に対する不安は、
自分を知ってもらうことで解消する
ことができるからです。
人間誰しも、全く知らない
初対面の人に対して、一番、
不安を抱くし、緊張するものです。
しかし、何度も会って話をして、
慣れてくると、未知が既知に変わって、
不安や恐怖がなくなってくるのです。
そういう流れで、自然と未知の恐怖は
減っていきますが、自分から
どんどん情報公開して、相手が未知に
感じる部分を積極的になくしていけば、
その分、早く不安を取り除いて
あげることができます。
ちなみに、この手法は、
インターネットにおける情報発信でも、
応用して使っていくことができます。
すなわち、プロフィール欄には、
具体的かつ詳細に、自分の過去や経歴、
どんな考えを持っているのかなど、
色んな情報を掲載しておくと
良いのです。
また、たくさんの記事を無料公開して、
どんなことを考えている人なのかを
多くの人に先に知ってもらうように
すれば、自分に対して未知の恐怖を
抱く人を減らすことができます。
ちなみに、ブログやWEBサイトで
情報を全公開し、プロフィールも
しっかり書いておきましたら、
実際に顔を合わせて会う時も、
相手は未知の恐怖を一切
感じないことが多いです。
そればかりか、多くの情報に
触れているので、一度も会ったことが
ない人であっても、実は、
相手は深くこちらのことを知っていて、
最初から深い話ができたりする
ようになります。
要するに、インターネット上の
情報発信でありましても、
自分の情報をどんどん先に公開
してしまって、未知の恐怖を
積極的に取り除くことが大切と
いうことであります。
以上、恐怖の大部分は
未知のものに対して湧き起こる
というお話でした。