人間誰しも見知らぬ赤の他人には
冷たく厳しいということについて、
解説していきます。
(人間関係と販売心理学)
セールスをおこなうのであれば、
人間心理においては、見知らぬ
赤の他人には非常に冷たく厳しい
ということを知っておく必要が
あります。
見知らぬ赤の他人は、
未知の危険を秘めておりますから、
本能的に、自然と警戒して
しまうのです。
人類の祖先が生きていた
狩猟時代においては、見知らぬ人間は、
まさに脅威でした。
いつ襲い掛かって来るか分からないし、
実際、攻撃して来ましたから、
その体験がDNAに刻み込まれて、
本能として、引き継がれてきました。
そのため、人間誰しも、
知らない人、未知の人間に対しては、
本能的に脅威を抱き、不安と恐怖が
湧き上がるようになっています。
そこで、セールスマンは、
見知らぬ赤の他人の立場から
脱出しない限り、商品を
販売しようとしない方が
いいですし、商品を販売しよう
としても売れないのです。
ですから、いかに、見知らぬ
赤の他人の立場から脱出して、
知人や友人、仲の良い人に
なれるかを模索しないと
いけないのです。
まずは、知ってもらい、
仲良くなって、友達にならないと
いけないのですね。
いきなり売り込んでも売れないのは、
見知らぬ他人が売り込むからです。
逆に、親しい友達に勧められたら、
とりあえず話は聞きますよね。
また、良い商品だったら、
「君がすすめるのなら」と
買ってくれるのです。
したがいまして、見知らぬ
赤の他人と思われている段階では、
決して商品を販売しようとせず、
仲良くなることだけに徹すると
いいのです。
もし、見知らぬ赤の他人と
思われている段階で商品を
売り込んでしまいましたら、
すぐにシャットアウトされ、
これから仲良くなれる見込みも
完全に断たれてしまいます。
したがいまして、見知らぬ
赤の他人の状態では、
商品を売り込んではいけない
ということであります。
ちなみに、仲良くなるためには、
単純接触頻度を上げて、
心理学上のザイオンス効果を
はたらかせる必要があります。
最近は、YouTube動画が浸透して
おりますから、自分の動画を流して
多くの人に見てもらっておきますと、
単純接触回数が増えて、セールスも
やりやすくなっていきます。
また、YouTubeなどで視聴回数や
チャンネル登録をたくさん増やし、
有名人になっておくと、非常に
物を売りやすくなります。
なぜなら、見知らぬ赤の他人では
なくなるからです。
「YouTubeで見たことある人」
になれるわけです。
インターネットが浸透して
おりますから、できるだけ自分を
アピールして、自分を知らない人、
赤の他人である人を減らしていけば、
どんどん生きやすくなります。
以上、人間誰しも見知らぬ
赤の他人には冷たく厳しい
というお話でした。