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一見さんお断りは希少性の原理により価値を上げる(販売心理学と希少性)

 

一見さんお断りは希少性の原理

により価値を上げるということ

について、解説していきます。

(販売心理学と希少性)

 

高級なお店などでは、

一見さんお断りと言って、

初めて来る人や通りがかりの

お客さんを否定するお店があります。

 

「ふん!お高くとまりやがって」

「差別しやがって!」

「お客を何だと思ってるんだ!」

などと不快に思う人もいるかも

知れません。

 

また、一見さんを断ってしまいますと、

受け容れるお客さんの範囲が

狭まってしまい、売上も落ちそうな

気がしますよね。

 

しかしながら、逆に、

そのようなお店には、全部が全部

ではないですが、売上も多くて

利益も多いお店が多かったりします。

 

これは、なぜでしょうか。

実は、ここには、人間心理における

希少性の原理が働いているのです。

 

人間心理におきましては、

なかなか手に入れることが

できないものは、何としても

手に入れたいという強い欲求が

湧き上がる特徴があります。

 

また、手に入れるのが難しいために、

希少価値が上がります。

 

その結果、ステータスの高いお店、

価値の高いお店というように、

価値観が高まるのです。

 

ですので、費用が高くても、

ぜひ、そのお店に入りたいと

考えるようになるわけです。

 

ちなみに、ダイヤモンドや金(ゴールド)が

どうしてあんなにも高いかと言いますと、

埋蔵量が限られているからです。

 

もし、ダイヤモンドや金が、

近所の公園の砂場や道路にゴロゴロ

転がってるようであれば、

どうなるでしょうか。

 

当然ながら、希少価値が下がり、

ダイヤモンドや金は、誰でも安く

手に入れることができる

ただの石ころとなるでしょう。

 

したがいまして、希少性の原理を

利用して、お店や商品の価値を

高めることが重要ということに

なります。

 

ここで考えられるべき点は、

物やサービスの値段は、

お客さんが、どれだけの価値を

感じているかによって、大きく

変動するということです。

 

すごく、心理的な要素が

強いのですね。

 

すなわち、希少性の原理を応用しまして、

人間心理に働きかければ、価値も

大きく高まり、価格も高騰する

というわけです。

 

一見さんお断りには、

希少性の原理により

お店の価値を上げる効果がある

ということを知っておいて

ください。

 

 

 

 

 

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