人間関係 心理学 しぐさの心理学

手を揉むしぐさの心理学(不安と恐怖)

 

手を揉むしぐさの心理学

について、解説していきます。

 

手を揉むしぐさにつきましては、

不安と恐怖で落ち着かなくて、

自信がない心理の表れです。

 

不安や恐怖を感じますと、

そのエネルギーを何かで

解消しよう、なだめよう

という本能がはたらきます。

 

自然界であれば、それが、

逃走や戦闘にすぐに

結びつくのですが、

人間社会においては、

すぐにそのような行動に

移ることはできませんから、

不安や恐怖のエネルギーが

行き場をなくすため、

その捌け口を求め、

なだめようとするしぐさを

おこなうのですね。

 

そして、なだめ行動には、

様々な種類があるのですが、

手を揉むしぐさについても、

なだめ行動の一つです。

 

したがいまして、急に、

相手が手を揉みだしたら、

何らかの強い不安や恐怖を

感じ始めたと判断すると

良いでしょう。

 

もし、会話中に、急に、

手を揉み始めたのなら、

その話に自信がないか、

反論されることを恐れているか、

嘘をついていることも

考えられます。

 

また、常日頃から、

いつも手を揉んでいる人は、

自分に自信がなくて、

普段から不安や恐怖を

感じている人であると

判断することができます。

 

よく、商売人が手を揉みながら

近づいてきたり、権力者にへつらう

部下が手を揉んでいる描写が

映画やドラマなどで、出てきますね。

 

これは、商売人であれば、

お客さんにうまく商品を

買わせることができるか、

不安な気持ちが出てきている

表れと捉えられます。

 

また、権力者にへつらう部下

の場合は、権力者を怒らせて

しまったらどうしようという

不安を紛らわせるために、

手を揉むのですね。

 

 

 

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