心理学 心理療法 病気と健康

ひきこもりは必要なプロセス(精神の修復と自然治癒能力)

 

ひきこもりは必要なプロセス

ということについて、解説して

いきます。

(精神の修復と自然治癒能力)

 

人間関係において、心に大きな傷

を受けると、自宅の自分の部屋に

ひきこもって、出てこなくなる

ことがあります。

 

これは、他者との物理的な接触、

および、精神的な接触を避けて、

遠ざかろうという行動です。

 

でも、ひきこもることは、

心が健康になるために必要な

プロセスですので、無理やりに、

部屋から引っ張り出すような

ことはしてはいけません。

 

他者との関係で受けた心の傷を、

ひきこもることによって、

自分の自然治癒能力を使って、

癒そうとしているのです。

 

ひきこもりやすいのは、

内気で真面目、感情表現が下手で、

他者の感情に敏感な性格の人です。

 

敏感に他者の気持ちを理解する

ことができるのは、とてもいいこと

なのですが、その反面、

深く傷つきやすいのです。

 

したがいまして、他者との関係の中で、

些細なことで心が傷つき、

ケンカしたり、いじめられたり、

ふとしたことで、自分の殻に

閉じこもってしまうのです。

 

このような場合、一定期間は、

様子を見守って、自分自身で

回復できるかを待っている必要が

あります。

 

軽度の心の傷であれば、

自分自身の力で癒すことが

できるからです。

 

しかしながら、あまりにも

長期に渡って引きこもる場合は、

放置していても改善しませんから、

覚悟を決めて、対話を続けていく

必要があります。

 

この際には、専門家の手を

借りることも大切です。

 

以上、ひきこもりは、

心が癒されるのに必要な

プロセスであるという

お話でした。

 

 

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