子供は親が言うことより
親のすることを見ているということ
について、解説していきます。
(子育ての心理学)
子供には、優れた「観察学習」の
能力があります。
そのため、一度見たことは記憶し、
忘れることはありません。
また、親の行動は、全て観察され、
真似されます。
したがいまして、親の言うことを
聞かないと嘆くことはありません。
親の言うことではなく、
親のすることから、しっかりと
学習しているからです。
たとえば、
「部屋の掃除をきちんとしなさい!」
と何度叱っても、子供が部屋の掃除を
きちんとしないとします。
そのような場合は、実は、
親の部屋もちらかっており、
親も掃除をきちんとしていない
ことが多いのです。
子供は、親の言うことよりも、
親のすることから、しっかりと
学習しているんですね。
ですから、何度叱っても
聞いてくれない場合は、
親自身の行動を見直すといいと
いうことです。
先ほどの、部屋をきちんと
掃除しないということでしたら、
まずは、親が部屋をきちんと
掃除する習慣を付けることです。
そうしますと、子供は優れた
観察学習能力を持っているため、
親のすることをしっかりと記憶し、
きちんと掃除し始めます。
このように、子供に言って
聞かせるのではなく、
子供に親の行動を見せて
覚えさせる方が、効果的と
いうことなのです。