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心理的不安を高めるだけでは行動させることはできない(社会心理学と行動主義心理学)

 

心理的不安を高めるだけでは

行動させることはできないと

いうことについて、解説して

いきます。

(社会心理学と行動主義心理学)

 

人間におきましては、

相手を特定の行動に促すために、

様々な手段を使います。

 

相手の欲求を使って誘導したり、

威嚇して恐怖を与えたりして、

相手を思い通りに動かそうとします。

 

しかしながら、注意すべきことは、

相手に対して心理的不安を高める

だけでは、相手を行動させることは

できないということです。

 

アメリカのジャニスとフェシュバック

という心理学者達が、面白い実験を

おこなっています。

 

どんな実験であったかと申しますと、

虫歯予防について、不安を与える方法で

説明した場合と、不安は少なく予防に

ついての詳しい情報を提示した場合に

おける対象者の行動を

調査したのですね。

 

その結果、実際に予防策を実行した人が

多かったのは、不安が少なく、

予防についての詳しい状況を

提示されたグループでした。

 

一般的には、心理的不安を高めれば

警告になり対策を促せると、

多くの人は考えると思います。

 

しかしながら、実際のところは、

不安を煽る方法は、意外にも効果が

少ないことが分かります。

 

ですので、相手に行動を促したい

のであれば、いたずらに不安を煽る

のではなく、できるだけ不安を

与えないようにして、詳しい情報を

提示する方が良いということなのです。

 

 

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