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ハマるゲームはツァイガルニック効果を上手に使っている(人間心理)

 

ハマるゲームは、

ツァイガルニック効果を上手に

使っているということについて、

解説していきます。

(人間心理)

 

現在は、パソコンやスマホ、

タブレットにTVゲーム機など、

様々な機器を使ってゲームを

楽しむことが出来ます。

 

もちろん、面白くなければ、

すぐに飽きてしまうのですが、

時々、どうしてもハマってしまい、

毎晩、徹夜してしまうような

中毒性のあるゲームが

存在します。

 

実は、このようなハマる

ゲームに共通する点がある

のですが、それは、心理学上の

ツァイガルニック効果を

上手に使っているということ

であります。

 

人間心理におきましては、

未完のこと、中途半端なことに

対し、完成させたい、完結させたい

という心理がはたらきます。

 

途中で終わって、未完のまま

であることに対しては、

何とか最後まで終わらせたい、

最後を見届けたいという

思いが湧き上がりまして、

ひどい時には、夜も眠れなく

なるくらいです。

 

これが、心理学上の

ツァイガルニック効果で

あります。

 

そして、ハマるゲームに

つきましては、この

ツァイガルニック効果を上手に

使っておりまして、途中までのこと、

未完のことをたくさん散りばめて

いるのです。

 

たとえば、ロールプレイング

ゲームでありましたら、

クエストと呼ばれる小さな目標が

たくさん散りばめられていて、

次から次へと発生しますと、

その目標を全て完成させたい

という強い欲求が生まれるのです。

 

そのため、未完のこと、

未完結のことがたくさんある

ゲームほど、中毒性が

あるのです。

 

未完成の目標がたくさんあるので、

完成させたいという気持ちが

強くなって、やめられなくなる

ということです。

 

また、ハマるゲームには、

すぐには答えが出ない謎も

多く散りばめられています。

 

なぜなら、すぐに答えが

出ない謎がたくさんありましたら、

それも未完成の目標に

なるからです。

 

謎を解いて完結させたいと

いう欲求が湧いてくるのです。

 

したがいまして、ハマるゲームは、

未完結のクエストや謎を多く

散りばめ、人間が持っている、

物事を完成させたいという欲求を

上手に刺激しているということ

なのですね。

 

逆に、すぐに完結するゲームや、

すぐに謎が解けるようなゲームは、

飽きられるのも早いです。

 

そして、このツァイガルニック効果に

つきましては、ゲームだけでなく、

あらゆる事に応用できます。

 

映画、ドラマ、小説、文章、

その他いろいろなことに応用

できますから、ぜひ、活用して

いただきたいと思います。

 

ちなみに、テレビ番組では、

いいところでCMに入りますが、

これもツァイガルニック効果を

利用した手法です。

 

普通にCMを流すだけだと、

すぐにチャンネルを変えられて

しまいますけれど、

番組のいいところで未完の状態に

しておきましたら、続きが

気になって、チャンネルを変えずに

そのまま見てくれる人が

増えるということです。

 

 

 

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