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白クマ実験にて忘れようとすると逆に忘れられないことが判明(心理学)

 

白クマ実験にて、

忘れようとすると逆に忘れられない

ことが判明したということについて、

解説していきます。

 

有名な心理学実験に、

白クマ実験があります。

 

どのような実験であったかと

申しますと、被験者に

白クマについて一切考えないように

指示を出すというもので

ありました。

 

被験者は、白クマについて

考えないように努力したわけです。

 

そうしましたら、非常に

興味深いことに、被験者は、

半年たっても白クマについて

考え続けていることが

分かったのです。

 

しかも、他のあらゆる物事に

ついて、白クマに関連づけて

考えてしまうようになって

いたのですね。

 

したがいまして、人間の心理は、

忘れようとすればするほど、

忘れられなくなるということが

はっきりしたということなのです。

 

何かの物事を忘れようとすると、

その物事に意識が行きますので、

結果的に、その物事について、

考えてしまう結果となるのです。

 

ですので、誰かに何かを

覚えてほしいのであれば、逆に、

忘れてくださいとお願いすれば

いいということです。

 

たとえば、もし、恋人と別れる

ようになってしまった時、

ずっと忘れないでいてほしいので

ありましたら、あえて、

「もう、忘れて。お願い」と

言ってみると良いでしょう。

 

そうしましたら、白クマと

同じように、忘れられなくなるし、

あらゆる物事に、あなたのことを

関連づけて思い出すことに

なるでしょう。

 

また、とてもつらい事に遭遇して

悲観に暮れている友人に対して、

「そんなつらいこと忘れてしまいなよ」

などとは、言わない方がいいですね。

 

もちろん、つらいことは忘れて

立ち直ってほしいという気持ちから

出る言葉なんですが、実際は、

忘れろと言われれば言われるほど、

忘れられなくなってしまうのです。

 

ちなみに、睡眠不足にある人が、

「寝よう寝よう」と考えれば考えるほど

目が冴えてしまうのも、似たような

心理から来ています。

 

そこに意識を集中し、フォーカスして

しまうことが、根本的な原因です。

 

 

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