特定の嗜好品ばかり愛好する
人の心理学について、
解説していきます。
俗に、愛好家と呼ばれる人
がいますが、この多くの場合は、
尊敬している人や憧れている人と
同じメーカー、同じブランドの
ものだけを愛好するという人達です。
このような人たちは、
憧れる人と同じ物を所有し、
味わうことで、憧れる人に
近づけたと満足感を
抱いているのです。
そして、それ以外のメーカー、
ブランドは拒絶し、
「○○じゃないと駄目なんだ」
と口にします。
また、なぜ特定の嗜好品だけを
愛好するのかを直接聞いてみると、
かなり奥深い歴史や経験を
ストーリとして語ってくれる
こともあります。
たとえば、ずっと好きだった人が
今は会えなくなってしまったけど、
赤いワインが好きだったので、
今もワインを飲むときは
赤いワインしか飲まないなど。
いずれにしましても、
特定の嗜好品を愛好する人は、
こだわりが強い性格の持ち主で、
趣味や嗜好が長く継続する
粘着質のタイプと判断できます。
また、憧れる人の真似をしているか、
過去の体験から、自分はこれしか
愛好しないと決めたかのどちらか
であることが多いです。
そして、このようなこだわりの
強い人は、頑固な性格を持っていますが、
他にも色々と、こだわりを持っていて、
個性的で楽しい人でもあります。
したがいまして、こだわりが強すぎて
衝突してしまうようであれば敬遠し、
こだわりが、いい感じで個性的な人と
なっている場合は、積極的に関わっていくと
お互いの人生にプラスになるでしょう。