説得上手は相手の利益に
最大の注意を払って交渉する
ということについて、
解説していきます。
(説得と交渉の心理学)
人間関係におきまして、
とにかく説得するのが
上手な人がいますね。
実は、このような人は、
相手の利益に焦点を絞って、
話を進めているのです。
たとえば、セールスであれば、
この商品を買うと相手に
どんな利益があるか、ここに
最大の焦点をおいて、
話を進めていくのです。
その他、交渉ごとの場合も、
相手の利益を優先しつつ、
自分の利益も確保するという
スタンスで進めていくと、
非常にうまくいきます。
したがいまして、交渉を
上手におこなうには、
常に相手の立場を考えて、
相手の利益を中心に
話を進めていきまして、
それと同時に自分の利益も
確保できるようにすると良い
ということなのです。
もし、相手の利益など考えずに、
自分の主張ばかりしていますと、
話は平行線をたどりますし、
決して、合意にいたることは
ありません。
ちなみに、鏡の法則の観点から見ると、
相手の利益を考えて話すと、
相手も同じように、こちらの利益を
考えて話してくれるようになります。
逆に、こちらの意見を押し通そうと
しますと、鏡の法則の作用により、
相手も自分の意見を押し通そうと
するのです。
したがいまして、相手に有利な立場を
提供すれば、結局、自分を有利な立場に
持っていくことになるのです。
鏡の法則が働いていることを
しらなければ、相手に利益を
もたらすなんて、無駄であるとか、
もったいないとか考えがちです。
しかし、現実には、鏡の法則が
作用しておりますから、
相手を有利な立場に置いてあげれば、
こちらも有利になるのです。
ぜひ、鏡の法則を理解して
いただきたいと思います。